今朝の窯出し

その日の出来は蓋を開けた瞬間にほぼ分かる
ちにみに私の窯は上蓋式の小窯だ

開けると最上段が目に入る

f:id:aien:20210111193209j:plain

おっ!

これはうまくいったな!
皿の色調と棚板の色で、炭化の具合が分る
今回ほどいい感じの出来は一年に数回(あるいは一回)あるかないか

以下は私の覚え書きです

小碗の見込みをしつこく載せますので、読み飛ばしてください

今は銀錆を出すことを第一の目的にして焚いている

3段目
f:id:aien:20210111193551j:plain
f:id:aien:20210111193616j:plain
f:id:aien:20210111193633j:plain
f:id:aien:20210111193648j:plain

2段目
f:id:aien:20210111193954j:plain
f:id:aien:20210111194009j:plain
f:id:aien:20210111194032j:plain
f:id:aien:20210111194049j:plain
f:id:aien:20210111194108j:plain
f:id:aien:20210111194132j:plain

最下段はまったく違う釉調になった
これは別な日に改めて載せます

あけましておめでとうございます!

f:id:aien:20210102161545j:plain

老梅 花開いて 世界起こる
(道元禅師『正法眼蔵』より)

世界中の人々が顔と顔を合わせるしあわせをしみじみ感じる日が一日でも早く到来することを願って年賀状にこの句を選びました

最初にこの句に出会ったときは、一種の衝撃を受けました
花開世界起
端的に今ここにあることの不思議を言い当てています


最近はブログよりfacebookへの投稿が主になり、こちらになかなか書き込むことができませんが、じっくり考えを述べたり、窯焚きの結果を詳細に報告するのはブログの方が適しているように感じるので、頻度は少ないもののこちらも大事にしていきたいと思います

うれしい窯出し

今回は不思議なほどいいものが出来た
f:id:aien:20201227101551j:plain


なかでも一番の出来は柿の蔕盃二つ
f:id:aien:20201227101502j:plain
f:id:aien:20201227101518j:plain


錆びた感触の小椀もよくぞ出てきてくれたと声をかけたい
f:id:aien:20201227102025j:plain

なかなか二匹目のドジョウを捕まえられないのが口惜しいのだが、明日もまた窯焚きしよう