一足早い卒論執筆合宿

例年10月末に行われる卒論執筆合宿が今年は私が9月いっぱいで辞める関係で、9月中旬に行われた。何故か行きと帰りだけ晴・曇であとの合宿期間中はすべて雨・雨・雨で、まさに論文を書くのに絶好の天気に恵まれたのであった。

そのお陰で参加者一同多大な成果を上げたことは言うまでもない。帰路、立ち寄った吹き割れの滝でのスナップショットの表情を見れば一目瞭然だ。

長雨のあとの増水で吹き割れの滝はなかなか激しい様を見せていた。この前に行った時には監視員が「白線から前に出ないように」と声を嗄らしていたが、今日はそんな注意を受けなくても白線の前に出ようとするものはいなかった。もっとも、写真でも分るように白線自体が水の中だったが……。

しかし、この濁流は迫力満点だった。この滝に落ちて死ぬひとがいるという事実を実感させられた。

バシュラールではないが、水の物質的想像力の変化(へんげ)のありさまはかくもすさまじい。