育てる権力、殺す権力

あまりに憤りを感じたので普通のことばで語れなくなってしまった私を赦して下さい。

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大集会室を使ってはいかんからね。

事務局の動きはなかなか早い。私が大学を去るよりも前に劇団の稽古場が奪われそうだ。我が大学もとんでもない時代になったものだ。

なんで?私には一向に理解できない。どうやら社会人の参加者が多いかららしい。えっ、この大学は社会に向けて開こうとしているんじゃないの?公開講座、公開授業、図書館開放・・・こういう匿名性の高いヒトたちの参加は許可してあげる。でも、学外者の住所氏名まで提出させておいて、劇団はダメよ。えっ、なんで?

さらに手が込んでいるのは、T村町の文化センターがただで借りられるようにと、学内団体を名乗ることは許可してあげる、と来た。温情のつもりらしい。

ますます分らない。学内団体なら大集会室を使えるんじゃないの?こういう許可は一体だれが行うのか?課長の権限?
えっ、そんなのでいいの?私にはまったく理解できない。

ふーん、大学ってそんなところだったんだ。

待てよ。社会人が多いっていうからには、極秘の調査したわけだ。大学にはCIAもあるらしい。すべての学内団体を調査し、許認可をしているということになる。こわい、こわい。でも、きっと誰もこわいなんて思ってないに違いない。何故なら極秘だから。今回の通達も極秘裡に行われたから誰も知らない。

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私は真剣に問いたい。こんなことをして何が育つのか?何のための大学なのか?G県は何のために県立の大学を作ったのか?