久しぶりにあの坂を上る

午前は工房で仕事をした。週末大澤で焼成する利休君の窯に試験用茶碗を入れてもらえるので、それを作った。20日ぶりのロクロだが、思っていたより手は覚えていた。

午後、卒業以来はじめて訓練校を訪れ、先生方に今後のことを報告した。Og先生、Kssy先生、二◎先生、まだ半年しか経っていないが妙になつかしかった。

02年卒の先輩がすでに来校して二◎先生と歓談中だった。瀬戸にいるといろいろなところで訓練校の先輩に出会う。そこで様々な情報が得られる。この二人ともやはり別の先輩の工房と大澤ガスですでに会ったことがあったので話が弾んだ。やはり本場だなと感じる。我が故郷ではこういうわけには行かないだろうなァ。

土地の空気が違う。歴史が違うのだから当り前のことだが、空気の中で生きる私たちにとって如何にその空気の中で本領を発揮するように順応するかが課題だ。

卒業してもまだまだ教わることが多いと感じた校訪問だった。