同期の窯焚き

利休君が昨日から大澤で0.4立米の窯を焚いている。

夜、遊びに行った。桃ちゃん、プラトン君もやって来てミニ・クラス会になった。

やはり陶芸家の弟子は鍛えられているな、と感じた。窯詰めも素速い。到底無理と感じた大量の作品が数個を残してすべて収った。私の試験用の器も1個入れてもらった。

利休君も生掛けだ。素焼はしない。している暇がないという。運搬でいくつかヒビが入っていた。これは生掛けの宿命とも言える。こうして割れれば割れるほど、見ていろ自分の窯をもってやる、という闘志が湧いてくるのだ。

今日の昼間、また陣中見舞に行ったとき、やはりいっしょになったプラトン君と三人で大澤の裏の森を散歩した。打ちっ放しのゴルフ場に隣接していて時たま場外球が飛んできて木に当る。あぶない散歩だ。利休君は原土にこだわる陶芸家の弟子だけあって散歩の最中も至るところで土を手にとって吟味していた。今回の窯も全部自分で採取した粘土で作った作品ばかりだ。今までずいぶんたくさんの土をお師匠さんの窯に入れさせてもらって試験してきているという。

この姿勢を見習おうと思う。私も早く自分の窯で試験したい。

昨日は徹夜で焚きつづけ(ちょっとは寝たという)、さっき焚き終った。予定通りの18時間焼成だ。

さて、今夜は長城飯店で打上げだ。

もうみんなともそうちょくちょく会えなくなるので、名残惜しい。