名残の瀬戸その2

今日は三部に分れてのしばしお別れの会となった。
nodchさんがお昼なら時間が空くというのでいっしょに食事した。いろいろ積る話ができて楽しかった。貴重な技術情報も含まれていて有意義な一時間をすごせた。

次は行こう行こうと思いながらなかなか行けなかった藤岡の山内陶料へ出掛けた。群馬にいたときにネットで買物はしていたのだが、お店には行ったことがなかった。ご主人とは大澤ガスでたまたま立話をしたことがあった。話していて気持のよいひとだ。今日訪問したときも同じ感想を持った。土のこと、焼き方のことを事細かく教えてくれた。理論派で粘土の膨張係数はもとより、X線写真まで撮って分析するという。粘土屋さんと仲良くしていると得られる情報が具体的で役に立つ。遠く離れてしまうのが残念だ。買いたい土を何種類か買ったらお土産をたくさん頂いた。ありがたいことだ。

第三部は家にひょんなことから知合いになった訓練校の在校生五名(しかもデザイン科生だ)が訪ねてきてくれて開幕した。いろいろな個性のひとたちで話していると元気づけられる。みんなそれぞれにこだわりをもって陶芸に取組んでいる様子が見て取れて頼もしい感じがした。ひょんなことからそのうちのひとりが我が畏友、鶸色屋さんの陶芸教室のお弟子さんであることが判明し、世間は狭いことを痛感した。というより陶芸の世界は狭いというべきか。こういう出会いは実にたのしい。でも、出会った途端にお別れというのも皮肉なものだ。

こうやって少しづつ名残の砂時計が落ちて行く。そして、舞台はくるっと廻って新しい幕が始るのだ。名残は惜しいが、期待もふくらむ。複雑な思いの寝覚め月の終りである。

  今宵会ひて今宵別るる月鈴子

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