久しぶりにネット開通

さきほどyahooBBの技術のひとがネットを繋いでいってくれた。しばらくネットで孤立していたがやっとまた網目につながることができた。
さて、何から書いてよいやら。
4月末からのてんやわんやはとても書ききれないし、自分でも過ぎたことはどんどん忘れてしまうので振り返るのは最小限にしよう。
10日は名古屋で訓練校同期生が結婚するので高速1000円乗り放題を初体験した。430kmはなかなか遠いものだ。あやうく披露宴に遅刻しそうになったが何とか間に合ってよかった。

その日はなつかしの瀬戸パークホテルに泊まり、敷地内の(いや、ホテルが敷地内にあるというべきか)陶彦神社にお詣りした。ここは私の陶芸の道の原点だ。夜中暗い中参拝していると身が引き締まる思いがした。この気持を忘れてはいけない。
それにしても今住んでいるところと瀬戸の空気の違いはどうだろう。瀬戸に住んでいるときは気付かなかったが、この差ははじまりのはじまりだ。
ソシュールではないが、あらゆるものは差異から出発するのだから、こうした違いをときどき身体に覚え込ませていないと感性が麻痺してしまう。いちばんこわいのは慣れだ。慣れ、馴らし、均し・・・みな同じ語根から来ている。
土地はならさなければ作物は育たないし人も住めない。事実だ。でも差異の坂を忘れるとしっぺ返しが来そうだ。幸い瀬戸もここも坂ばかりの地形だ。ときどき私のからだのなかで二つの坂を交流させよう。
翌る日も同期生と会い、やきもの談義をする。友は得がたい、ありがたい。
帰る前に赤津のU窯のKさん宅にお邪魔する。いつも不意に訪れる失礼にも拘らずあたたく迎えて下さる。
今回はKさんに勧められていた縦軸土練機を購入したので使い方や注意点を教わりたかった。実際に工房で土練機を廻して下さり、土の送り方、取り出し方、管理の仕方、を丁寧に教えていただいた。
機械は実物で覚えるのが一番なので助かった。
帰り際、土を持って行きますかともぐさ土原土を土嚢二袋戴いた。これは以前にも戴き試験焼成した土だ。ぽくぽくした味わいのある土だったのでうれしいお土産になった。もう手に入らないものらしいので大事に使わせてもらおう。感謝、感謝である。
帰路は時間制限なしなので、19号をゆっくり走った。
木曽路はいつ走っても楽しい。ところどころまだ山桜が咲いていた。季節が戻った感じだ。だが、気温は夏同様の暑さである。奇妙なねじれ感に陥った。
佐久からは高速に乗った。9時にわが家に到着。8時間の旅だった。
出掛ける前とは違った気持が身体に染みわたっている。いいものが作れそうだ。




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