不動の姿勢

NHK三橋美智也と春日八郎の特集をやっていた。
ふたりとも不動の姿勢で歌っていた。その姿が目に焼きつく。間奏の間、何もせずひたすら立ち尽くす。
《間》の声を聞いた気がする。
今の歌は沈黙恐怖症であり、不動恐怖症でもある。たえず歌い続け、動き踊りつづける。止ったら死が待っているかのように。
三橋は内に哀しみを秘めながら明るく歌う。それは意識したものではなく彼の声の力だろう。彼の初めてのヒット曲を作った作詞家が、三橋の声はあたたかい。あたたかい声の歌手は流行る。どんなにいい声でも声が冷たかったらダメだ、と語っていた。
《間》にしても、あたたかさにしても、やきものも同じような気がする。



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