沈澱防止策

いつも長石釉の沈澱防止に大道土を入れている。萩の師匠直伝の智慧だ。大道土は最初は西浦商事の原土を乾燥させ混入していた。今回はブル陶の大道土(これは原土ではなく、製土)を乾燥させて試験してみた。試験のねらいはどの位混ぜられるものか知るためだ。
結果は30%外割でも大丈夫と出た。
写真1:左から混入率外割 0%5%10%15%20%25%30%

写真2:左から混入率外割 5%10%15%

写真3:左から混入率外割 20%25%30%

30%になると多少釉調に変化がみられるが、萩の師匠によればむしろ柔らかみが増してよいとのこと。
次回のポットミルでは外割2割入れようと思う。現在使っているのはやや安全を考え1割弱しか入れなかったため長石が沈澱して使うときにちょっとだけ苦労する。だがまったく入れていないわけではないのでさほど大変ではない。