少しづつ

一遍に新しい環境に慣れることはできない。少しづつ、いつもの作業をやって行くうちにその場に適した勘が養われて行くはずだ。
この「少しづつ」というのがどんなことでも大切である。

(雑然としたロクロ廻りだが、一番効率的でもある)
ギターの稽古もそうだ。今まで毎日アルハンブラを数回から10数回稽古して来たのだが、左の人差し指を傷めたため通して演奏することができなくなった。残りの三本指で何とか弾ける所をさらうのだが、やはり今まで通りには行かない。少しづつ勘が逃げて行く。一週間も経たないうちに動くはずの右手のトレモロまでおかしくなってきた。
一昨日あたりから数ヶ所をのぞけば左手人差し指も使えるようになった。何となく滞っていたトレモロが少しづつ流れてきた。一説ではタルレガはアルハンブラ宮殿の中を流れる水路をイメージしてこの曲を作ったそうだ。トレモロは、だから、小川のように流れるのがよいのだ。
ロクロもそうありたい。
昨日より今日の作りの方が流れがあった(と思うのは気のせいかも知れないが)。ひと月くらいすれば勘が戻るだろう。
今日は昨日の分を外干しし、筒茶碗をいくつかと少し大きめな碗形の湯呑を弾いた。

(南側の庭は幅が1m位しかないのでこれからどうやって干すのか工夫せねば)

(削り方もロクロ場が新しくなったら少し変えてみようという気持が起った。今工夫中)



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