水簸(すいひ)

窯出し待ちのあいだに配合用の赤土がなくなってきたので原土を水簸した。
今までは人力スタンパーで砕いて、篩ってからはたいて使っていたのだが、人力スタンパーは首にくるので、今回は敬遠して水簸を試してみた。この原土を水簸するのは初めてだ。
やってみて分ったのは、水簸というものは場所を取るということだ。
たらいに原土と水を入れ、撹拌し、(本当は数日、あるいは、数ヶ月おいてからの方がよいのかも知れないが時間がないので)大粗の篩で石やゴミを除去し、そのあと目標の篩で篩う。あっという間にたらい6個がいっぱいになる。それほどの量ではないのにこのありさまである。一袋全部水簸したらたらい何個必要になることか。もちろん重ねられないのでそれを置く場所が必要となる。う〜ん。
はたき、というのは土味を活かす粘土作りと教わったが、それだけでなく、場所を取らないという利点もあるのだと知った。
それでも水簸はそれなりに面白い。ま、面白いかどうかはどうでもいいとして、水簸はほこりまみれにならないのがいいところだ。しかし、水簸は冬やるものではないと思い知った。寒い。やるのならもっと気候のいいときにまとめてやっておくべきである。



いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m
画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了


人気ブログランキングへ



にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ