ゴーシュ、本番終了!
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雨があがって
久しぶりの青空
ようやく懸案のセロ弾きのゴーシュ朗読公演がはねた。
寒いうえに、強い雨と風である。これでは客はほとんど来ないだろうと思っていた。劇団公演ではないのため自分たちで積極的な宣伝はしていないし、チケットを売っているわけでもない。どのくらいのひとが集まるのかまったく見当も付かない。
この雨と寒さではわざわざ出掛けるひとはいないだろう。
まあ、10人来たら大成功。
そんな話が飛び交っていた。だがフタを開けてみると用意した客席はほぼ満員である。わざわざ東京から駆けつけてきてくれたひとたちもあった。
ありがたいことである。
彦部屋敷ではまったく稽古をしていないので心配なことだらけである。それでも、なんとか無事に終えることが出来た。ほっとした。肩の荷が下りた。
公演を終え、外に出たらそれまでの雨がウソのように上がっていた。青空まで雲の間にのぞいている。
それにしても賢治の朗読はむずかしい、というのが正直な感想だ。2月には本庄図書館公演があるので、また新たな気持で取組まねばと思う。