風が強い




赤城山が雪雲に蔽われて
里は大風だ


頼んでいた住所印が出来上がったというので取りに行く。

ここの女将は商売のつながりで桐生のいろいろなお店を知っているので、知りたいことがあるときは先ずここにうかがいを立てる。

今日は包装紙とお香の店を訊いた。即座に答が返ってくる。うれしい。

紙屋さんは休みだったが、お香の店は定休日にも拘らず、女将の口利きのおかげで目当ての抹香を買うことが出来た。それ以上に驚いたのは、道から見ると何の店かよく分らない侘びたたたずまいの、かなり旧家とおぼしきこの店の二階に能舞台があることだった。先々代が能に心酔し稽古用ではあるが立派な能舞台まで作ってしまったのだ。さすがにカメラを取出すのははばかられたので写真はないが舞台の檜板は実に立派で、冬泉響の役者たちにこの上で運歩をやらせてみたかった。

帰り道、セキチュー(ホームセンター)でコンパネを約20cm角にカットしてもらった。これで小さめのたたら皿を作る手板が揃った。前にも書いたが∴ん窯の長板は瀬戸の古い製陶所からゆずり受けて来た無垢の杉板なのでかなり反っくり返っており、その上にたたらを乗せると同じように反ってしまう。だから平らな板がないとたたら作りができないのだ。

それにしても風の強い日だった。何度も車を出たり入ったりしていたから、体の芯まで冷えて頭のてっぺんがふがふがになって来た。私は体調が悪くなるとなにかと頭に来るのだ。どういう具合なのか分らないが、調子のよいときは頭のてっぺんが固く締っているのだが、不調だとぐにゅぐにゅに柔らかくなる。

頭頂が健康のバロメーターなのである。





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