朝の日課
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ピーカン
でも、無茶苦茶寒い。
朝、抹香を焚いて経を読む。ぐうたらな私だが朝のおつとめは欠かさずにつづいている。でも、偉そうなことは言えない、ときどき晩課を忘れてしまうことがあるからだ。出掛けているなら言い訳もできようが、一日山房にいるのにすっかり忘れて夕飯を食べていることがある。寝る前にあっ忘れた、と思い出すこともある。まったくいい加減なヤツである。
抹香はいろいろ試してみたがやはり松栄堂のが一番よい香りがする。「紫雲」など実にすばらしい。
一番上の「法悦」はまだ未体験だだ、一つくらい楽しみに取っておくのもいいだろう。
さっき、玄関のチャイムが鳴った。出てみると沼田から来られたご夫婦だった。ときどき前の国道を通るらしく、2年前山房が建築中のとき、一体何ができるのかと思っていたと話して下さった。看板が立ったので、やきものをやっていることを知り立ち寄って下さったという。うれしい。
