ぶらり、まれびと来たる
∴
春を待つ
客を待つ
今日も展示室の模様替えに使う棚を見に出掛けた。いい台を発見!
さっそく器を乗せてみた。同じ平面に置くより、高低差があると豊かな感じがする。
帯を敷いて模様替えをしたときも以前よりいい感じになったが、台でアクセントを付けるとさらに展示室が華やいだ(自画自賛)。
こうなると是非ともお客さんに見てほしいと思うのは人情である。
だが、∴ん窯やきもの山房に人が来ることは残念ながらめったにない。1週間に一組あればとてもハッピーである。でも、今日こそ来てほしい……。
昨日図書館で借りて読んだ「春待ち海岸カルナヴァル」をもじって、客待ち山里やきもの山房だなあ、などと夕方削りをしながら話していると願いが通じたのか、、玄関が明いて「いいですか?」の声がする!
やった〜!
しかも、やきものが大好きなカップルだった。1時間ほど器をながめ、ろくろ作業を見学し、お気に入りの器を選んで、帰って行った。
こういう日はとてもうれしいものだ。やきものをやっていてよかったとしみじみ感じる。