沙翁の誕生日=命日




終日雨天
腰をいためるひともいる

今日はシェイクスピアの誕生日(推定)であり、命日でもある。英国ではBard(詩人)と呼ばれる(正式にはthe Bard of Avon)ことの多いシェイクスピアだが、日本では詩人というよりは圧倒的に劇作家として知られている。

実は誕生日は誰も知らない。洗礼を受けた日は26日と記録に残っているのだが、生まれてから3日経ってから洗礼することが多かったようだといういい加減は推測と、命日と同じにして天才を神話化しようという魂胆とが交じり合って一応誕生日も23日ということにされている。


生まれた年は英国ルネサンスの真っ只中、いわゆるエリザベス朝時代。日本では川中島の最後の戦いが行われている。亡くなったのは徳川家康と同じ1616年

と、まあ、そんなことは当人にとってみればどうでもいいことであり……

要は詩聖がとんでもないほど人類の記憶の芯に突きささることばを山のように生み出したということだ。


Her bed is India; there she lies, a pearl;
これをどう訳せというのか……ただことばを並べただけに見えてこれでちゃんと弱い音、強い音を交互に5回づつ繰り返す弱強調五歩格による一行の詩句になっているのだ。

だから訳すことは無駄なことだ。


Bare ruined choirs where late the sweet birds sang

私の好きなソネットの一節。ロマン派詩人が束になってかかってもどうにもならないいぶし銀のくすんだ味わい。

挙げはじめたらきりがない。
残念なのは日本では例えばモーツァルトベートーヴェンほど知名度は高くないということだ。




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