こつこつ




三歩進んで三歩下がる
でも、立ち止まっているわけじゃない

昨日と同じ土で鈴形湯呑を一枚弾いた。あっという間に乾いて4時には削りに入る。

今ちょこっと山房の三角部屋の手直しを大工さんにしてもらっているのだが、帰りがけに棟梁曰く、家を建てるとき、基礎が出来、柱が立って家の姿が見えるとずいぶん進んだように感じる。だが、その後毎日せっせと作業に励んでいるのだがちっとも進んだ感じがせず、なんだか同じ所をうろうろしているような、どの方向に向っているのか判然としない期間があるのだという。それでも、仕上げに取り掛かり最後が見えてくるとようやく家の全体像がくっきり見えるという。

やきものとはちょっと違うと思った。家作りはどちらかと言えば芝居に似ている。台本が出来、稽古に入っても一体全体どっちへ進んでいるのやら皆目見当がつかない。全体像が見えるのは最後の最後である。去年の「眼は横にあり、鼻は縦に付き」では当日のゲネプロで初めて見えた。さて、今年はどうなのだろう?まだ、すべては霧の中である。


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