初買い
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最近
カマドウマの姿がめっきり減った
さみしいことだ
隣町の伊勢崎まで出掛けた。
たまたま催事場で古本市をやっていたのでひやかしのつもりで入ったらはまってしまた。
王羲之の蘭亭敍があったので買う。臨書して造形感覚を磨こうかな。
解説を読んで初めて知ったのだが、蘭亭敍は写本しか伝わっていない。買った古書には七種の写本が載っていたが、面白いことに羲之の真筆でもそうなのだろう書き加えたり、上書きしたり、消したりした部分までちゃんと写している。それだけ羲之の書が崇められていたということでもある。茶碗にしても書蹟にしても栄華は歴史の中ではほんの一瞬なのだが、その一瞬がその後の美意識を支配している。
不思議なことだ。