梅雨入り




スズメの餌を鳩が横取り
餌場に居座っていつまでも食べている
でも、近づくスズメを追い払うことはしない
やはり平和の象徴である

なんだかどんよりした日がつづいているなと思ったら梅雨入りだという。そう言えばもうすぐ水無月。一体だれが水無月なんていう当て字を付けたんだろう?神無月に倣った?でも、真逆で水がいっぱいなんですけれど……

雨が降ると餌場がびしょぬれになり餌も湿ってしまう。だから雨の日は軒下に器を移している。残念なのはスズメの姿が見えないことだ。小スズメが餌をねだる声ばかりが聞えている。

なんでも鑑定団で油絵画家森田茂の黒川能が紹介されていた。闇の向う側からシテが湧出するがごとき筆致が印象的だ。一見何が描かれているのか分りにくいが、そのあいまいさがよい。鑑定に出された絵は贋作だったが、デッサン力はそちらの方が高いように思えた。しかし、止れる今としての絵画の力は、真筆と比べると一目瞭然である。

ああ、こんな芝居を書いてみたいと思った梅雨入りの午後であった。


いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m
画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了


にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ
にほんブログ村