ゆ〜らゆ〜ら

井戸釉の材料は決まったものの、水分量、施釉法など細かなところがまだあやふや。
あれやこれや試しては考え、考えては試しているものの決定打がない。

それにしても私の器は何の個性もないな。


開き直って没個性を取り柄にするしかないか・・・


書も絵も本物はパッと見、よさが分らないものだ。きっと器にも禅のように秘密の公案があるに違いない。

大学院生のとき、禅寺で「無字」をもらってうろうろしていた。とにかくとりつくシマがない。「無字」だけではない。参じてはいないが「南泉斬猫」の話で、猫を切ったと聞いた趙州が草履を頭に乗せて去って行くくだりなどは、ただただ荒唐無稽としか思えなかったものだ。でも、今になってみると少しだけそういう禅の風光が輝き出る場所が見えてきた。

器も同じ。こうやってうろうろすることも大事な参究なのだ。



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