牛の尻尾が見えたか?
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それとも、足跡にすぎなかったのか
11月の茶盌展を控え、いよいよ最終段階だ
芝居のときもいつも公演前にあと一週間あれば・・・と時間のなさを嘆いていたが、やきものでも同じである
あとひと月あるが、あとひと月しかない
焼き上がりのよい土合わせを見つけ、作り、乾かし、釉を見つけ、窯焚きし・・・
そんな作業の繰りかえしをするうちにひと月はあっという間にすぎてしまう
今回の課題は小さな貫入を手に入れること
2種の土でなんとか近いものが出た
その1
ほとんどカオリンばかりなので白そのままだ
さて、この白をどうやって枇杷色へと渡すか
下手にこねて貫入を失っては元も子もない
その2
写真では分りにくいかも知れないが、これも比較的小さな貫入が見られる
ただ1の土に比べると貫入の姿が不規則だ
色はいいので、この土を少し手直ししたらよいかも知れない
少し前までは合わせ土ではなく単味で(自分で掘ってきた土ではなく買ったものだからすでに多少の合わせはされているのかも知れないが)焼いたらどうなのだろうと手持ちの土で井戸に使えそうなもの総動員で焼いてみたが、ワクワクする上がりのものはなかった
厳密に言えばひとつだけあったのだが、釉の比較試験で焼いた同じ土がまったく違う色に出たので、単味ではない土を単味と記録違いしたものだったようだ
というわけで単味からは離れて、再び、合わせの道へ戻ってきたのだ
もう少しなのだが・・・
∴この間、ちょっと沼田までプチドライブ
〇トマトを買いに行ったのだが、日照不足で今年のトマトは期待出来なそうだ
▼道の駅でおもしろいものを見つけた
◎あけびだ 見てくれと違って、何という上品な甘さだろう!