2006-01-24から1日間の記事一覧

卒業論文、修士論文を読む。

口頭試問の日が迫っている。私が主査、あるいは副査で審査する論文の数はさして多くはないので、比較的悠然と読んでいられるのはありがたいのだが、アラが見えて仕方ないのは困ったものだ。分析と言いながら単に表面の意味や筋を繰り返すだけの論文、考察と…

痛みのマント

からだの痛みというものは何と視界を狭くして、気力を奪う闇なのだろう。その上、痛みは本質的に他人には分らない自知の領域に属しているので、喜びや悲しみのように伝染することがない。立っているだけで冷や汗が出る痛みは本人には一大事だが、センター試…