鈴木亜久里のF1チーム、承認される

ライブドアどころの話ではないマネーゲームの坩堝F1界に、弱小ながら日本人によるF1チームが誕生した。スーパー・アグリ・フォーミュラワンは、おそらく去年限りで撤退したミナルディのように、勝利とは無縁だけれど、寧ろそれだからこそ、走ることに情熱を傾ける挑戦者のチームになるだろう。

フェラーリルノートヨタ、ホンダ、BMWは勝って当り前の財力を持っている。マクラーレン、ウィリアムズもポディウムの頂点に立って当然の技術と経験の蓄積がある。レッドブル潜在的能力の高いチームを買収し、勝利は望めないにして得点は約束されている。

となると亜久里チームの当面の相手はミッドランド、トロロッソということになる。1点取ることもままならぬだろう。10位に入ったら祝杯を挙げよう。それは奇跡なのだから。

しばらくは、それどころではなく、完走することさえ難しいかも知れない。そして、運良く完走しても他車に4,5周、周回遅れにされるレースが続くだろう。でも、V8エンジン規定の年で良かった。これが去年だったら・・・。悲惨すぎて目も当てられなかったはずだ。

それでも3月12日バーレーン戦が楽しみでならない。勝つことだけがレースではない。凛々しく走れ、たゆまず走れ!