窯起し
一日眠らせた窯を起こす。3時に行くと温度は135度、扉を少し開けて温度を少しづつ冷まして行く。
今回は1250度まで頑張って上げた。色見がけっこう融けているのが気になったが・・・。
開けてみると・・・う〜ん、やっぱりな。棚板が何枚も・・・(絶句)。
でも、失敗は成功の元。それに棚板処理の練習になったし(前向きに考えよう)。訓練校では焼成のあと、O先生がいつもせっせとやっていたのにちゃんと見ていなかったことを悔やんだ。最後にアルミナを塗っておしまい。
さて、結果はというと。予想を激しく裏切りながらも(これはいつものことだが)、けっこう善戦してくれた。
これは軽く化粧した上に天然土灰を掛けたものだ。
やはり天然土灰はいい感じだ。素焼きなしで本焼に入るのも味がいい。二度やってみたが、それで割れた器はひとつもなかったので、これからも生掛け方式で行こうと思う。ただ、釉剥げの問題は何とかして解決しなければならない。CMC以外に何かあるのだろうか?赤津の作家さんたちはほとんど生掛けだという。あそらく何か秘訣があるのだろう。
下のもけっこう気に入っている(上のと、化粧した点は同じだが、釉を変えて試した)。でも、一番いいところは手ざわりなので絵では伝わらないかも知れない。
次は7月15日だ。今回の追試験と新しい土と釉で試験する予定だ。