風の谷へ

候補地を6ヶ所廻った。

物件1:入口の通路が狭くて閉塞感がある。南側に二階屋が建っていて日照に問題あり。また、有効活用可能な土地面積が狭い。あまりに隣家に接しすぎている。
物件2:同じく、分譲物件なので今は何もないが、隣接して家が建ち並ぶ可能性がある。周囲にはすでに住宅が建ち並んでいる。
物件3:別荘分譲地。道路は未舗装。別荘地にしては区画が狭い感じだ。杉林の中でうらさみしい。人っ子ひとりいない。夏はともかく、こんなゴーストタウンには住めないな。
物件4:分譲物件。ほぼ物件2と同じ。
物件5:ちょっと期待して行ってみたのだが、うっそうと篠竹におおわれていて土地がまったく見えない。案内によると傾斜地が約半分ほどあるらしいが、確認不能。これでは判断の下しようがない。
物件6:風が吹き抜ける川沿いの土地だ。冬はかなり強い風が吹きそうだが(実際、吹いていた)、夏は快適だろう。場所は悪くない感じだ。問題は値段か?お金さえ出せば、どんなところも手にはいるのだ。
候補地を北側から見る。こちらの眺めはよい。また、すぐ南はかなりの傾斜地なので家が建つことはないと思われる。

南側から見る。赤城山(鍋割山)が大きく見える。

東側を見下ろすと石置き場になっている。作業中はやかましそうだ。


車を停めて物件6を見ていたらスクーターに乗ったひとが通りすぎ、くるりと廻って戻ってきた。空いている土地ならたくさんある、この辺のひとは土地を売りたがっている、という。ひとつ、見せてもらった。テニスコートだったところだ。当然広い、そして、高い。水は井戸だという。掘れば飲み水が出るらしい。排水は自分で工事して、川に流せばいいという。そんなのでいいの?と怪しむ。でも、これも花粉の一粒かと思い、携帯の番号を知らせて置いた。その人は湯布院から引っ越してきたらしい。九州では仕事がないからと言っていた。上野村でも探したらしいが、いざ買おうという段になったら値段が倍に跳ね上がり、バカらしくなってやめにして、結局ここに落ちついたという。
家は自分で建てたというので見せてもらった。「北の国から」のセットのようだった。五郎、沈黙するのみ。
昨日の文字は「空」。私の窯探しも今のところ空だ。