F1界に激震、ホンダ撤退

予想はされていた。むしろ撤退決断は遅きに失していたように思う。
BAR時代から歯車が狂いっぱなしだったのではなかろうか。2004年の好調がウソのようにその後の凋落を回復できなかった。
何故だろう。F1界随一と言われている予算をエンジン開発につぎ込んでいたという。すべては推測でしかないが、エンジン神話への過信があったのではないか。エンジン開発にお金をつぎ込めば成果は上がるはずという、基本的な方向性を疑うことなく突っ走ってきた。
だが、ホンダの栄光そのものとも言えるターボ時代のようにエンジンパワーがすべての時代はとっくに去っていた。F1の趨勢は、エンジンではなくから空力パワーへと移っており、そのため、ターボ時代のように巨大なパワーで強引に抜き去るスタイルは、車のうしろに生じる強烈な乱気流のせいで不可能になっていた。観る側からすれば実につまらないレースばかりだった。コース上のオーバーテイクではなく、ピット戦略で優勝が決まるからだ。ちょっと目を離しているうちに、いつの間にか順位が入れ替わっていた。
ホンダはBAR時代から空力面で遅れていた。おそらく遅れている自覚はあったろう。それだけ余計にエンジンパワー神話に寄り掛かったのではないか。むしろその労力を空力に向けていればと悔まれるが、それはホンダのスタイルではなかったような気がする。
だったらとっくに撤退すべきだったのだ。その辺の判断の齟齬がなんだかダメ企業のようで、ホンダ好きの私には口惜しい。
それからチームのトップもダメだった。ニック・フライの顔はいつみても間抜けな天麩羅に見える。あの態勢ではロス・ブラウンもどうにもならなかったような気がする。
ホンダの撤退と女子マラソン高橋尚子の引退が奇妙にかぶるのは何故だろう。

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