NHK「だんだん」(ありがとう)造反有理?

ちょっと変な見出しだが、NHKの朝のドラマの展開を見ていてそんなことばが思い浮かんだ。
内容は面白くないのだが松江が出てくるのがきっかけで見始めているうちに習慣になり何とはなしに見ている。だが、最近の展開は不愉快でならない。
しかし、また別な方向へ展開して行くのだろうから、ここでああだこうだ言わなくてもいいのかも知れないが、言わずにはいられない。
双子デュオを解消したあとのめぐみの追いかけ方に疑問がある。
デュオ解消の理由は商業ベースに振回されて自分を見失うより、自分の歌いたい歌をアマチュアとして歌いたいことと、介護福祉士になるために大学にきちんと通いたいことだった。コンサートでのデュオ解消宣言は一瞬キャンディーズを思わせたが、双子のもうひとりには寝耳に水だったので、普通の女の子宣言どころではなく、なにやら自分だけは崇高な理想をもっているのだから、ひとを傷つけても許されるのだという高慢な選良宣言を感じてしまった。
その後の展開もそんなめぐみを、福祉士の勉強をつづける、何から何まで気の廻る、誰にも愛される模範学生という風に扱っている。
私の感性はとてもついて行けない。
人間性はどうなるのだ。身内や仲間をいたく傷つけながら、それを自分の努力で解決することなく、周囲に愛敬を振りまいてみなに愛される、そういう分裂した人間設定が理解できない。
介護福祉士だからいいのか?そんなイデオロギーの視点で見ない限り不自然すぎて納得いかない。
何だか歌手よりも介護福祉士の方が立派なのだと言われている印象を受けた。
もちろんそこにはめぐみを演じる側の芸不足もあるだろう。もしかするとその方が大きいのかも知れない。笑うときはいつも判で押したような不自然な笑顔しか作れない様を見ているとそんな役者に人間造形を期待するのは無理かもと思う。しかし、それは楽屋の論理である。放送されたということは、仮令芸不足であれそれを良し判断したからだろう。それに、作品は役者だけで作るものではない。脚本家にも演出にも大いに責任がある。
さて、このドラマどこへ漂流して行くのやら。
おおいNHKよ、お願いだからあまり朝から観る者を意味なく不愉快にさせないでおくれ。これで視聴率を上げようとしてもむずかしいのではないだろうか。視聴者は敏感なのだ。見応えのあるおもしろいドラマを観たいのだ。




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