海上自衛隊、海外へ「出兵」

海上自衛隊ソマリア沖の海上警備行動のために派遣された。今までも海外派遣はあったが、自国の利益を守るための海外での前面任務は初めてだ。むしろ遅きに失したというべきである。後方支援などというワケの分らない派遣よりはるかに隊員の志気は揚るはずだ。喜ばしいことと受け止める。
だが、反対意見もある。要は自衛隊を軍隊として認識しているかどうかの問題だ。私は憲法云々の議論などはすべて棚上げして、自衛隊は軍隊だと思っているし、そうあるべきだと考えている。西欧諸国のクジラ問題と同様、我が国は軍隊の議論になると感情論が先走り理想を天高く戴いた空論に走る傾向にある。独立国家が軍隊を持つのは、現在の地球の政治状況を考えると、残念ながら必要不可欠である。さもないと歴代の総理大臣のようにアメリカに尻尾を振るしかなくなる。
腑甲斐ないなと思うのは、自衛官がインタビューに答えて「不安もあるが、やるべきことをやるしかない」などと言っている現在の自衛隊の現状である。前線に赴くのに不安があるのは当り前である。それを見せないのが軍人の心意気ではなかったのか。日本人として恥ずかしいと思った。しかし、それは当人の責任というより軍隊を育てることを長い間放棄してきた我々日本人全員の責任であろう。




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