窯焚き準備

釉の原料、CMC、施釉具、バケツ、たらい、その他もろもろを準備。
そして、器を梱包。
瀬戸時代、大澤ガスに通っていたときを思い出す。違っていることと言えば、運搬するのにあの頃は段ボールに入れていたが、今回は昨日カインズで買った丈の低いサンテナに入れて運ぶところと、施釉を現場ですることだ。大澤と違って後が詰っていないので時間も空間も自分のペースでやらせてもらえる。ありがたいことだ。
明日、釉調合と施釉をする。いつも施釉のとき、妙にテンションが上がって思いも寄らない(大抵は悪い)方向へ逸脱してしまうので、今回は自重しよう。
群馬の地ではじめての焼成だ。たのしみである。不安である。
役者が舞台を前にどきどきしなくなったらもう役者としてお仕舞いだと言う。
昭和の名優のことばだ。やきものも同じような気がする。この名付けようのない奇妙な胸の高鳴りがなくなってしまったら陶芸家もお仕舞いなのだろうか。




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