リオ、おめでとう!

2016年の五輪はリオデジャネイロに決まった。神のサイコロはよい場所を選んだと思う。なにより東京でなくてよかった。
東京を推進する人たちは何を夢見ているのだろう。私には理解できない。コンパクトでエコロジカルな五輪と謳いあげるがそれでも想像を絶する金が動く。そして、さらに東京一極化が推し進められたことだろう。
もう時代遅れの東京はいいよ。時代の最先端を行く都市は皮肉なことに時代が読めない。
TVを見ればそれが分る。こんな内容の空疎な文化はいらない。箱物や技術ばかりが立派なだけでは21世紀を豊かにはできない。
 
少なくとも五輪は熱い国でやるのがいい。リオの泥くささを見ていて、そう感じた。
 
かつてはアメリカが豊かでクールで世界に君臨していた。その時日本は貧しくて泥くさかった。泥くさかったが熱かった。
その時のアメリカと同じとはお世辞にも言えないが、今の日本はクールで、豊かで何でも揃っている。
 
クールとは英語では「沈着冷静」と同時に「すごい、かっこいい」の意味を持つが、そういう意味を持つに至ったのはどこかに情熱への蔑視があるような気がする。
今の日本は淡白、冷淡、熱を失っている。
そんな国に五輪は似合わない。東京オリンピックはあの五輪だけでいいんじゃない?
 
ホットとクール。'Media is message'のマクルーハンを思い出す。
ではメディアは何を生み出しているのか?
メディアはマッサージ、という本もある。生むのではなく撫でまわすのがメディアだ。ふむふむ、なるほどそうかも知れない。

日曜の妄想は果てしなくつづく・・・。



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