窯焚き

昨日は窯焚きだった。
朝寝坊をして7時点火の予定が8時になった。
攻めに入ってからは、止原氏から教えていただいた、ガス圧をいつも焼いている時の最高圧に上げるやり方をした。
熱量を窯に蓄えて、還元から酸化に切替えるときの昇温に備える。
酸化に切替える温度帯まで圧はそのままだ。
この段階ではいい感じに昇温していった。
一時間後につや見穴で炎を確認するとやや還元炎になっているので、ダンパーで微調整する。
そして
待ちに待った酸化切替え。
今回はいつものやり方とまったく違うので楽しみである。
しかし、上がるには上がるものの、思ったようには上がって行かない。何かが不足している。
取りあえずガス圧を上げる。温度、上がり出す。それでも予定した上昇曲線ではない。
つや見穴で炎を確認しながらダンパーを少し押し込んで酸化の度合を減らしてみる。また少し温度が上がりはじめる。
結局、30分で60度昇温の予定が、50分掛った。

それでも前回とは打って変わって疲労感なく気持よく鎮火できた。
12時50分撤収。
 
さて、これが作品にどう響くか・・・。
窯出しはいつも期待と不安の練り込みだ。

今回は、冬泉響の薫が助手をしてくれたので助かった。
薫の引力はすごいもので、妓娃尼さんが炊き出しを持って陣中見舞いに来てくれ、さらには久しぶりのK嶋家一同も差入れに来てくれ、狭い窯場が団欒の場となった。
いつもはわびしい窯焚きなのだが、今回はにぎやかなひとときとなった。
妓娃尼さんが持込んでくれた鍋を見て、落語の「二番煎じ」のようだと薫が笑っていた。



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