柿の蔕茶碗ほか
いつも出したときは何も感じなかったのに、一日経ち二日経つと気になる器がある。
今回の作物では柿の蔕茶碗がそうだった。まだ土と釉の試験段階だが、土の赤黒さや釉の渋みがいい感じに見えてきた。
ゆうべトチ渋に浸けて渋貫入を入れたのが萩土で弾いた愛称「手毬唄」だ。
「手毬唄」は萩土の特性もあり、薄いピンクの幕で蔽われているが、20数個入れた瀬戸土の杉形碗も今回どういうわけか全部ピンクがかった薄い膜に覆われてしまい失敗だった。いくつか原因が考えられるが取りあえず次回、焼き直してみよう。
前回いいのが取れたので喜んでいたが、二匹目のどじょうはつかまらないものだ。
神無月出雲偲んで手毬唄 五郎