削りと作り

工房へ行き、おそるおそるハン箱を明けてみると・・・
セーフ!
ただ、ハン箱の密閉度はなかなかのものでさほど乾燥は進んでおらず、削るにはやや早い感じだったが、斗々屋の作りも待っているので削る。
柿の蔕茶碗で悩むのは高台の畳付だ。写真でしか見たことはないのだが、土が荒いせいなのかぼこぼこになっている。それがまた廃墟好きの私にはたまらないのだが・・・。
今までは畳付の糸跡は残すように心掛けていたが、今回はちょっと冒険してみた。全体を丸ガンナで削ったあと、畳付部分を指で削って(?)みた。前のよりはよいかも知れない。

そのあと、すぐに斗々屋を弾くが、萩砂の量が多かったのか、あるいは、継ぎ足す水が足らなかったのか、固い!
仕方ないので一旦ロクロに据えて適当な大きさの小鉢を作り土に水を入れてから、もう一度練り直す。
今度はやりやすくなった。
だが、そこに不安な情報がラジオから飛び込んでくる・・・天気予報だ。強力な寒波が迫っており、群馬の北部では大雪・・・
ネットの天気予報では今夜は大丈夫と言っていたのに。
作りかけた分だけ弾いて今日は撤収。

同じあやまちを二度やったら許されないからなあ。
萩の師匠からランタン型の小型ストーブで氷結防止する手もあると教えられたが、可燃物が多い上、夜中無人になるところなので火は危ないかなと思い、あきらめる。
家に戻りもう一度天気予報を見てみる。やっぱり大丈夫だった。ま、引き返す勇気も必要と言うから・・・。
 
みなさんは凍結防止にどんな方策を用いていますか?
※訂正:ハン箱、と書きましたが、正確にはパン箱のようです。さらに正確にはばんじゅう(番重)と呼ぶらしいです。訓練校時代、よく使われたことばでしたが、耳で聞いただけだったので勘違いしていました。




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