窯焚き狂想曲

9時に点火し、温度も順調に上がっている……と思っていたらまさかのブレーカー落ち!
何で?
原因がわからない。今度窯屋さんに調べてもらうことにした。
でも、まだ180度くらいでの停電だったからよかった。これが1000度くらいだったら悲惨なことになっていた。
点火プラグが正常に作動していないらしいことは分った。それが漏電してブレーカーが落ちたのかも知れない。
再度点火してみたが、左側のバーナーでやるとまたブレーカーが落ちたのでどうやらこっちが異常らしいことは分った。
それでも2本のバーナーは着火している。あれこれ試すうちに着火していないバーナーから灯油があふれて床に漏れ出てきた。
まずい!
急遽消火する。
着火を促そうとして油量を少し上げたのが裏目に出たようだ。エンストしたあとのエンジンも同じだ。ふかしすぎるとますます掛からなくなる。
しかし、一旦灯油まみれになったバーナーはなかなか着火しない。
そこで奥の手登場。ボロ切れに灯油を染み込ませてそれに火を付けバーナー口から落すのだ。
成功!溜っていた灯油に火が付き50cmくらいの炎を上げ、次第に正常に戻った。
やれやれである。これで何とか窯焚きできる。
今回は還元焼成だ。
手引きを見ながらその通りにやってみる。かすかに黒煙が出る程度につやみ穴から吹き出す炎を風量で調整する。だが、そのやり方だと煙突からもうもうと黒煙が出る。手引きでは煙突からも少し黒煙が出る程度とあるので、きっとこれはいけないのだろうとホンの気持風量を増やす。

つやみ穴から約10cm弱の炎が出ている。
扉のつやみ穴からはもっと激しく吹きだしている。

1100度くらいのところで激しい雷雨となる。
ちかくに落雷頻々である。お願いだからトランスに落ちないで!停電は困る!
1時間ほどで雷はどこかへ去っていった。
灯油窯も還元では温度の上がりは若干遅いようだ。
それでも12時間でようやく窯焚き終了。
明日の窯出しがこわい!



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