真夏日
梅雨が明けたと思ったらさっそく猛暑である。
部屋の温度計はその日の最高最低温度が記録される。帰ってから見ると32.9度。思っていたより低かった。ということはからだがまだ暑さに慣れていないのだろうか？
35度くらいあったかと思った。
今日の予定は試し弾きだったので、まず高崎にあるだだっぴろいモールに行く。やはり駐車場は遠いところしか空いていなかった。
来たついでに（ついでで申しわけないが）、旧友の働いている店に顔を出す。人なつこい顔がそこにあった。
スペイン製のギターからはさしたる感動も受けないまま、つぎの目標へ。以前アコスティックを買った店なのだがガットは申しわけ程度しか置いてなかったので、《欅歩道》へ向う。
試奏したスペイン製はこれまでに試した何本かとグレードは同程度だったが音はこちらの方が数段上だった。この辺のグレードにはどうしてもばらつきがあるようだ。もっと上のランクなら問題ないのだろうが、哀しいかなそういうシロモノは群馬の楽器店には置いてない！この辺は大都会の唯一の取り柄だ。
外へ出るとまだまだ暑い。オイル交換をしようと油をまとめ買いしておいてある店に電話する。6時過ぎないと無理だという。
では、山に登ろう。
ということで赤城山（山頂ではなく、中腹だが）を目指す。
畜産試験場という施設がある。
その辺まで登ると少し涼しい感じがする。それを右折し、東へ向う。
道の駅がある。
この辺の標高で涼しいと思ったのだが、勘違いだった。そこで国道をそれて山を登る。どんどん登ると行き止まりになった。
前橋市の水源のひとつらしい。フェンスにはこんな文字が。
ちょっと剣呑である。つい最近草木ダムでクマが人を襲った。絵空事ではない。
だが涼しい。よく見えないかも知れないが、前橋の町がはるか下方に拡がっている。
そこでしばらくギターの稽古をした。ぽろん、ぽろん。ちょっと「草枕」気分である。
これでエアコンを持たない人種も少し安心した。暑かったら山へ行け！車で20分も走ればもう赤城中腹なのである。不便なかわりに、ぜいたくもある。
雷が鳴り始めた。山の雷はかなり危険だ。雨も降り出しそうな気配なので山を下りた。
