待つ




田圃が田植の準備に入った
土が掘り返されて黒々としている
前回、ひと窯全滅した土の改良版でいくつか弾いた。
乾燥も慎重に……。今は削り頃を見はからっている。まだ少し早い。こんなに柔らかいと縮緬は出ない。
天地を返して底からも乾かす。
待つのが下手な人間である。せっかちである。やきものの世界に入って大分気が長くなったがそれでも相変わらず待つ時を楽しめない。

「今」に滞在することのはるかさよ。

話は変るが、京都の和菓子の番組を観た。実に美しい。しかし、それはやきものの美しさとは別種なものだ。トタンがせんべい食べて、茶褐色に風化して、ボロボロと剥がれそうになったすがた。私にはそういうものにやきものの美を感じる。




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