涼しいうちに
∴
雀が工房にまぎれこんでいた
久しぶりにろくろに向う。
中皿、小皿。
皿は苦手だ。というより弾いていないから要領が掴めない。
4山くらい稽古したらちょっと調子が出てきた。
と思ったら、腰が警戒警報。
からだも大事、ワザも大事。相談しながらコツコツやるしかない。
あるひとから、生死事大無常迅速を言われた。
あせってもいいものはできないが、やらなければ何一つものにならない。
コツコツが第一だ。
芝居も朗読も同じである。けれんみのある演出は花があるが、味はない。結局最後の勝負はじんわりと奥の奥からにじみ出る《なにものか》なのだ。
その《なにものか》が《そのように》やって来るのだ。あたかもe.e.cummingsの詩のように。
anyone lived in a pretty how town
だれもというひとがきれいなどんな風なという町に住んでいて
だれもというひとがきれいなどんな風なという町に住んでいて
