布団を買う!





あたたかな一日
こころの芯までほんわかする


雑誌「ラジオ深夜便」を読んでいたら羽毛布団より木綿の綿を入れた布団の方が温かいと書いてあった。やっぱりそうだったか。実はもうずいぶん前からら羽毛布団を使っているが、喧伝されるほど温かくはない。羽毛神話はホントかなと感じていたのでなるほどと思った。

昔は木綿の布団で寝ていたはずだ。何だか懐かしさも手伝って木綿の布団が欲しくなる。そう思うと欲しくてたまらなくなる。まるで子供である。さっそくリサーチ開始。雑誌に載っていた布団打ち名人の会社に頼むと2年半待ちだそうだ。気の短い私はそこまで待てない。

そうだ!桐生は織物の町である。布団を作っているところだってあるに違いない、と勝手な推理をして、知合いに矢文をする、電話を掛ける。

ようやく、見つかった。北沢製綿工場。

その店へ今日出掛けてきた。表向きは普通の寝具店である。いろいろな寝具が所狭しと並べられている。消息通の紹介がなければ素通りをしていたことだろう。ご主人にこれこれこんなものが欲しいと要望を伝えると、うちは綿作りから縫製まで(縫製の一部だけは特殊技術が要るので外注だそうだが)自分の工房で作っているので3日あれば納められるという。

生まれて初めての布団の特注である。

まず、生地を選ぶ。目の粗い方が綿が呼吸しやすいので干したときに乾きやすいという。割高になるがそっちにする。色や柄が20種類くらいある。これがいいかな、と指さすと、今できたばかりのがあると工房へと走り、持って来て見せてくれた。フットワークが極めて軽やかである。別な色のもある、とまた小走りに工房から持ってきて見せてくれる。

土日は職人さんが休みなので納品は水曜だという。注文を終え、配達先の山房への道順を説明して帰ろうとすると、ちょうど欲しいと思っていたミニ座布団が目に入った。これ下さい、と言う前に、ご主人曰く、差し上げますからお持ち下さい。太っ腹である。何だかうれしくなった。

小さな工房だが、木綿の綿から自分のところで作っているというのがとても気に入った。頂いたミニ座布団は綿がしっかりしていて使い心地がよい。水曜日が楽しみだ。





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