湯呑作り




今日、曇日
田を掘り返す音がする
 

まずは昨日午後、指ならしに湯呑を弾いた。こつこつ滑り出していこう。
今朝、頃合いを見て削る。

東西南北の風を受けるとやきものへの考え方も変る。削っていてそう感じた。それはたまたま久しぶりの削りだったせいかも知れないが……あまりちゃんと仕上げるなよ……そういう声が聞えてくる。老人性幻聴!?ままよ。

削る前に必ずうつわを手に取って撫でまわす。ほぼ同じに作ろうとしてはいるが微妙な違いはある。ちょっと分厚い奴、薄い奴、底が重い奴、いろいろだ。手に取りながら、話しかける。おっいい感じにゆがんだね……。とか、ちょっと丸すぎるんじゃない……。とか。実際にはそんなことばを掛けるわけではないが、愛着はある。樹と話すときのような無言の対話が交わされる。

そろそろ窯焚きするかな。






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