世に出す
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靴下やら長袖やら
あたたかいものをたくさん買ってきた
山房で展示会を行うのもよいが、来てくれるひとをただ待つだけではいけないのだと思う。
そこで、今の自分としては最良の出来のぐい呑と茶碗を茶道具の泉湧堂さんに届けてきた。これで少しでも多くの人々の目に触れることを祈る。売れなくても見てもらえればよいのだ。
不景気のあおりで高いものは全然売れないとご主人が嘆いていた。それは窯出し市でも実感した。それだけの価値があるからその値段がつくのだが、今は数字だけが一人歩きしているような気がしないでもない。でも、それが現実である。
それでもつい買ってしまいたくなるようなものを作れ、ということだろう。