原土処理、その3
遇多楽夫、あまりにひまなのでもうひと頑張りする。
乾燥させた原土を粗目の篩に掛けて小石を取り除く。使う篩はホームセンターで売っている庭いじり用のもの。
分けられた小石には粘土も多少混じっているので水簸して、14目篩を掛ける。下の写真はその時、篩に残った小石。これが石を取り除く第二段階。(第一段階は前回、目視で取り除いたもの)
つぎは、粗目の篩を通った原土を14目篩に掛ける
この段階でかなりの砂利石が取り除かれる。粘土と砂利は半々くらいか?粘土の方はそのままハタク(水を少しづつ加えて練り土にする……蕎麦打ちのようなもの)
14目篩に残った方(ほとんどが砂利)を水簸して粘土分を分けておく。あくまでももったいない精神!
バケツがいっぱいになったのでタライに移し、草や根、種などを取り除き
しばらく放置し、粘土分が溶け出すのを待ち、14目篩で粘土と砂利を分ける
あとは沈澱を待って、あるい程度の濃度になったら風呂敷で吊して水をしぼって、乾燥させる。
さて、14目篩を通った原土はこれである
まだかなり大きめな砂が残っているが、これは味になりそうなのでそのまま使うことにする
これで原土処理の第三段階はお仕舞い。あとは原土をハタイて、それに風呂敷で吊した粘土を合わせて練る。それで荒々しい味が不足気味なら、水簸の際に篩に残ったやや大きめな砂利を加えて味を付けることもある。そういう利用法があるので、砂利は14目、20目、30目と目ごとに分けて仕舞っておく。
と、ブログに書くとかなり面倒なように見える……が、実際はやっぱり面倒だ。
だから一年中原土を扱っているわけではない。ほとんどが練り土を買っている。単味だとつまらないのでブレンドしたり、さきほどの処理で篩に残った砂利を加えたりしている。
ふううっ。処理そのものより、ブログの方が面倒かも知れない。ああ、くたびれた。(ベートーヴェン交響曲第8番第1楽章エンディング)