試験用に



久しぶりの雨だ
一気に降って
もう日が射している
空気が冷えて気持よい

そろそろ小窯の特徴を見極めたい。とは言うものの灯油窯の窯焚き50回ちょっとの駆出しにそう簡単に分るわけがないのだが……

初心に還ろう。

最初の窯で何度も焚いた土と釉でやってみよう。新しいことはその次にしよう。

というわけで、慣れ親しんだ大道土(ブル陶)、伊賀土(西浦)、美濃土(オリ陶業)の三種で湯呑を作る。大道土は固くなりすぎてままならず水入れをする。伊賀と美濃は10数個づつ湯呑を弾いた。

何をするときも、20台に読んだ指揮者フルトヴェングラーのことばが心の中心にある。

「すべて偉大なるものは単純である」(『音と言葉』)

だから芝居はできうる限り簡素な作りを心掛けている。やきものはまだ始めてから6年目で、40年以上やって来ている芝居ほど勘どころは掴めていないから、いつもうろうろするばかりでろくなものは出来ていないが、それでも限りなく単純な作りをめざしている。

そのうちなんとかなるだろう……いや、ならないかな?




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