蕎麦猪口を焼く
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最近、ほぼ同じ時刻に3箇所の幼稚園の園バスが通ることに気付いた
窓の外をじっと見つづける
今日は2台だった
見逃したか?
釉薬で試したいのがあったので、二度ほど試験したところいい感じだ。
今、その釉で蕎麦猪口を焼いている。
昨日、施釉しながら思ったのだが、ろくろのワザの未熟なこと。丈はほぼ揃っているのだが、口径がまったく揃っていない。トンボを使っているのに・・・である。これにはちょっと凹んだ。
きっちり作ることもたまにはやらないと腕がなまるなと思った。まあ、そんなに大した腕ではないのだが、訓練校卒業の頃の方がはるかに揃いものを作るのが上手かったことは確かだ。
斗々屋がどうも味がない。枇杷色はいいのだが、変化がない。ちょっと融けすぎた。先人の巧みの道筋に見当がつかない。宮大工の棟梁が語っていた・・・奈良の塔を作るということは奈良の匠と同じだけの力量がなければできない、と。