今日も窯焚き
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風は強いのに
気温のせいか
富士が見えない
今朝、窯出しするとすぐさま次の器を詰めてふたたび窯焚き。
皮鯨をやや強めに巻いたところはとてもよい感じに斑模様が出ている。
さて、半分残してあった器で今度は強還元を掛ける。
さて、どんな上がりになることやら。
ふと気付いたのだが、窯焚きモードの自分とろくろモードの自分はまったく別だ。そのせいなのだろう、窯焚きの最中は結構ヒマな時間があるにも拘らずろくろの前に坐ろうという気があまり起らない。
ろくろの前の自分、それは作ろうとする気持に満ちた自分。窯焚き最中の自分は何かを作るというより、何かを守ろうとしている自分だ。どうしてそうなのかは分らないが……
しかし、私にはまだまだ単純さが足らない。余計なものが多い。もっと削りたいのだが、削れない。ここに葛藤がある。