窯焚き
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晴れているとは言え
どんよりしていて
富士は見えない
窯焚きの一日。今日は藁灰釉の還元焼成試験だ。これで酸化、中性、還元と3つの試験が終る。予感では酸化が一番狙いに近いような気がするが果たしてどんな結果になるだろう。
井戸茶碗はこれまでの焼成では釉調が単調で不可がつづいている。深みのある釉調をどう引出せばよいのか……暗中模索。釉と言っても釉だけで決まるわけではない。土と釉と焼成の融合が釉調を決める。まだまだ先は長いなあ。
今日は久しぶりの柿の蔕茶碗を入れてある。還元に合っていると思うのだが……
とにかく狙いの巾を広げずに素朴に、ひたすら素朴に。
前回の麦秋茶碗にトチ渋が入った。
残念ながら茶碗としての品格はない。まだまだ余計なものが多すぎる。