柿の蔕茶碗





雨の予報がうれしくハズレ
五月晴れとはいかないものの
お天道様が見られるのはよい

下段、中段、上段にひとつづつ入れて柿の蔕を低温焼成で焼いてみた。1160度中性炎。ねらし2時間、急冷。
上段は焦げが進みすぎて黒ずんだ感じになった。いつもは1200度だが、これくらいでも焼けるものなのだ。ただ、大道土を基にした胎土は叩くと鈍い金属音がする。でも、伊羅保の土ほど甲高い音ではない。

下段はまだ薄掛けの釉が融けていない状態だった。

一番よく焼けたのは中段だった。ただ、姿が今ひとつなのでちょっと残念である。もう少しだけ口を反らせたらよかったかな。京極のやわらぎ、毘沙門堂の野趣もよいのだが、藤波の静かさが好きなのでついその姿を模してしまう。とは言うものの実物にはまだお目にかかっていないので、それが最大の課題である。


(径138-135mm、丈75mm 264g)


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