窯焚き〜柿の蔕その2




不意の夕立
雷鳴稲妻
あっという間に去っていった

今日は柿の蔕第2弾の窯焚き。
前回とほぼ同じ焼成だが、広島から心強いヒント満載の矢文が飛んできたのでさっそくねらし還元を試してみようと思う。

しかし、炎というものは不思議なものだ。
その日の気候で昇温ペースががらりと変る。薪窯だとそもそもこの前と同じ焼成というモデル自体が存在しないが、なまじっか油量メーター、風量メーターなどというものが付いていると、仮令それがかなりいい加減なものであったとしても、やはり油量1.0、風量1.5などと記録することは可能である。そして数字が一人歩きして「前回と同じ焼成パターン」という神話が作られてしまうのだ。だが、そんなことは少なくとも灯油窯に関しては文字通り《神話》にすぎない。

さっそく今日それを思い知る。同じ数字で始めたのだが一時間でもうすでに大いにずれている。要するに毎回が最初で最後の焼成なのだ。だから、面白い。だから、切ない。

さて、今回はどうだろう。


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