柿の蔕を削る
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夕立は通り雨
森はカナカナの大合唱
昨日弾いた柿の蔕を削る。
陶兄から高台削りについてアドバイスをもらったので、これまでのやり方を変えるべく、カンナを変えて削ってみた。
これがうまく行かない。高台削りは一杯勝負。慣れたカンナでも思い通りに行かないこともあるのだから、当り前である。
だが、カンナを変えてみて気付いたこともあったので収穫は大きい。ちょっとだけ別な方向が見えた。なにごとも凝りかたまってはいけない。
その後、頼まれているご飯茶碗を作る。小さめのものと言われている。どうしても大きめになってしまうのでトンボで計りながら小さめにした。形も少しづつ変えて何種類か作ってみた。パッと見にデザイン性先行のものは実際には食べにくいことが多い。常時使うものだから食べやすいのが鉄則だ。となると意外に形の変化はあまりなく、微妙な違いだけになってしまう。
とにかく試作品を作ってみよう。