柿の蔕茶碗「木守り」誕生
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めずらしく腹をこわして
寝ていたが
大分よくなってきた
今朝、窯出しした柿の蔕だが、ほとんどは一度目の焼成で面白いのはない。
窯の根に入れておいた何度目か分らないという猛者が素晴らしい変身をしてくれた。
手に取ったとき、生まれてきてくれてありがとう、という気持になった。
口径 145〜146mm、丈 67〜70mm、重量 232g
高台削りがやや不満ではあるが、これはこの時の頂点にあったと信じて受け入れようと思う。
銘は「木守り」。
木についたまま冬を越し、枯れ寂びた姿のまま枝に残っている柿の実の静けさにあやかりたくて名付けた。