いよいよ初日の幕が開く
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曇のち雨
う〜む
こりゃ太鼓は鳴らないなあ
ようやく「薫茶那云具」の幕が開く。
今回は(今回も?)客がどんな反応をするかまったく見当がつかない。つかみ所のない不安がある。
ゆうべ、吉田拓郎が小田和正と対談をやっていた。二人とも私と同世代。私が大学院へ行っていたとき、デビューしている。芝居の合宿中40度近い高熱でうなされている時、隣部屋で仲間たちがギター片手に拓郎を歌っていたのが聞こえてきた。拓郎というと何故かこの光景が一番先に思い出される。オフコースは私が大学でシェイクスピアの講義始めたころ聞こえてきた。
対談の感想は「つまらん」。結局若いときにあれだけ騒がれてしまうと時はそこで止まってしまうのだろうか。過去の呪縛からまだ脱していない姿が見えた(特に小田)。音楽では歳を重ねるということはないのだろうか。楽曲はある種のブランド品なのだからそうやすやすと変えられないという事情もあるのだろう。同世代としては、おいおいもう少し成長してくれよ、と言いたい。
もっとも自分がそんなこと言えるほど成長しているというわけではないが……
それはともかく、今日の夕方、本番である。めずらしく5時開演。ちょっと変な感じである。